2019/9/8 Suchmos The Live Yokohama Stadium

※この記事は2019/9/13に投稿したものです

 

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はじめて公開するライブレポは、大好きなバンドの晴れ舞台についてです。セットリストはスカパー!さんより拝借

*セトリへの感想
・入場曲→3日前からのカウントダウン動画の曲。最近の彼らにしてはかなりポップ路線。あれ演奏してたってことかな?
・YMM→YONCEの「よく来たなあ!」からスタート。まじで、会場にいる人みんなアホだなと思い知らされた(笑)この曲からはじまるとはちょっと意外でしたが、一気に場内バイブスは上がったんじゃないでしょうか。オーソドックスに、最後はエリカ・バドゥのサンプリングのみでTAIKINGのソロは無かった。
・WIPER→かなり久々(自分は香港フェス以来)に聴けて良かった。去年まではことあるごとにやってたのになあ。相変わらずYONCEの声は裏返ることもあった。緊張してるようには見えなかったけどなんでかな。
・Alright→今のこの情勢で歌ってくれるのは本当に最高だな、って思った。聴けて良かった。でもアレンジは昨年の横アリからさほど変化無し。You've got ~ツアーの時のアレンジか、そのもうちょい前くらいのアレンジが好きだった。
・DUMBO→HSUの健在っぷりをアピール!でもこれも昨年の横アリでのベンチャーズ風アレンジ(勝手に命名)からあまり変化が感じられなかった。前はKCEEのソロパートだったとこ、今はベースソロになっているけど、またDJソロで聴きたい。
・Miree→YONCE「じゃあここで懐かしい曲やります」からの、予想はついたけど、うーん、大人になったなあ、って感じ。自分は生で聴くの二回目で、ちょっと泣きそうになった。ライブハウスでこの曲歌う映像はよく観てて、同じ曲がこんなデカいとこで演奏されるのはどんな気持ちなんだろう〜と。過去メンバーのAYUSTAT氏、今日来ていたのかな。「終電で繰り出して関内で待って」と歌ってた。だいぶBPMは遅かった、一番のサビ前のサンプリング、若干速め再生(?)になってたような気が…
・STAYTUNE→あっ、やるんだ。って思った。まあ代表曲ですもんなぁ。
・In The Zoo→結構地方ツアーで堪能してしまったので、そこまで入りきれなかった。だけど、「夢も希望もないのかい〜」あたりはYONCEの歌いっぷりに魂が籠ってる感じがしてよかった。
・藍情→KCEEのギターからはじまる新曲!!何より、新曲が出来ててこれからも進み続けるってことが分かって安心した。曲調は3拍子だか8分の12拍子だかそんな感じで、「教えてくれよ青い海よ 緑よ」とかそんな感じ。サビは「まつりだ」とか言ってた。「雲に愛を求める時代」というキーワードはTAIHEIの言葉でした。

どっちが先か分からないけど、ついにTAIHEI作詞の曲ができたのかなって思うと嬉しいな。The ANYMALの曲より少しだけ明るく希望を感じる曲。映画音楽とかで使ってくれないだろうか。
・OVERSTAND→ツアー新潟振替とCKB対バンで聴いた最新アレンジ版。中盤YONCEのギター弾き語りになるところがグッとくる。やはりFCLSが出来ててメジャーになったタイミングの曲には思い入れがあるのかな。
・確かここでMC。ついに、YONCE以外の皆さんが喋ってくれましたーー!TAIHEI(元気)→TAIKING(こんばんわー!周波数)→OK(メンバー紹介)→HSU(全裸監督)→KCEE(かわいい)→YONCE(KCEEによる「ようすけ」呼びがナマで聞けて良かった) の順で喋ってた。Suchmosの実質的なリーダーはHSUでは無くOKなのかなと感じました。OKは、「前日夕飯食べに行ったところで出会ったファンの人達が、自分達の音楽を共通項にして、まるで今までも知り合いだったみたいに仲良くなってて音楽の力は凄い、そんなことをやってるんだ」的な話をしていました。何だかんだ(風貌の激変は置いといて)一番真面目な人なんだろうな〜って思う。彼のそういった精神面が陰ながらバンドを支えていたのだろうなと。あとはHSUはようやく完全復活かなっていう感じで非常に嬉しかった。「腹の中にいる頃から喫煙所仲間」は流石に笑ったw
・MINT→MCからの繋ぎはエモかったし、合唱は花道でやるのか!となったけど…あの、なんか、お客さん恥ずかしがり屋だったのかな…声小さく感じた。久しぶりに破けたジーンズを指差してたな。
・TOBACCO→まさかのこのライブでやると思わなかった曲No. 1(笑) まあ、好きなんだけど。 YONCE「最近は吸うところ少ないけど、ニコチンフリークだから仕方ない」みたいなのまじで面白過ぎるし最高です。
・WHY→The ANYMALから二曲目。これも地方ツアーで聴いてたけど、後半のセッションははじめて聴いたかな。映像の演出もいい感じだったような。
・BODY→久々に聴いた気がする。
・Hit me,Thunder→最初、変な歓声が他方からあがる中かなーり間を開けてスタート。indigo bluesかとハラハラしたが(さらに長いので)、違いました。サマソニの時よりもさらに YONCEのギターソロがノイジーになっていたような。マイク倒したのが良かった(old joeのライブを思い出した、憑依しちゃった感じ) やはり、後半の合唱パートが泣けるんだよな。この日もこれは泣きそうになった。ほんとに大原兄弟なんで歌ってくれないの…。けど、もとのアレンジのTAIHEIのパイプオルガンっぽい音も聴きたい(あれ聴くと天に召されそうなんだよな)欲を言えばもうちょっとこの曲の時は天気荒れてても良かった(笑)とにかく、かなり刺さる。
・Pacific Blues→サウナで言えば前の曲がサウナでこっちは水風呂。救われる。前半のレゲエ調パートからギターソロ始まりくらいまで、変な過去の写真が流れた。良かったけど、少しネタ感があり集中力が削がれた。TAIHEI、泣いていたよね。あとやたら花道を見ているなあと。なんか、サナバ辞めて大体一年経って、こんなデカいとこに来て、これが来るべき道って事でいいんじゃないでしょうか?という気になった。あとKCEEも凄くいい表情でしたね。良かったんだけど、既にDVDで聞き込んでるアレンジだったのであまりのめり込めなかった、悔しい。花道でTAIKINGをドローンで撮影していて、凄いアングル!とか関心していた。この日のライブは実質このHit me,ThunderとPacific Blues曲が要になっていましたね。なんか思い出したら泣けてきた。終わって、YONCE「思いっきり出し切ったぜー」的なコメントしてた、満足げで良かったよ。
・A.G.I.T.→こっから大体地方ツアーの流れ。この曲は好きだけどあまり印象に残ってない。後半ストロボ的になってた照明が良かった。
・BURN→繋ぎは良かった、HSUのベースは最強!ここ最近のライブで一番よく聴いていたので自分的にはこれだったら違う曲が聴きたかった(FACEなど)
・808→横アリ以来だったけど特にアレンジ変わらず、ブギダン連呼。映像はめっちゃ良かった。やはりこの曲は後半のTAIKINGのトコトコとした打楽器的なギターに関心するのよね。あんなに歌えるのに、正確に刻めるギタリストって結構貴重と思うのです。あと後半にTAIHEIのソロがスポットライトで始まり、その後KCEE、OK、TAIKINGHSUの順に照らされていくのが格好良かった。
GAGA→もう終わるなあって思わされる一曲。YONCEのおっぱいダンスは無し。やっぱりこの曲のベースを聴いて、HSUは一生好きなベーシストだなあって思った。
・VOLT-AGE→バイ野菜。YONCEとTAIKINGHSUが花道へ。わたしはTAIHEIのソロが好き。
・アンコールはLife Easy一曲。横アリの時のほうが聞き応えあったなあ。 YONCEの最後の説教(?)は「やりたことをやっとけ」的な解釈をしました(正確になんと言ったかは忘れたしあんまり聴いてなかった)

*気づいたこと
・前半のなんかの曲(WIPERかな)でやたらジャミロクワイのなんかの曲の間奏オマージュ的なのやってましたよね?ROMAの間奏的な。TAIHEIがblow your mindのフレーズ弾いていた気が。
・セットリストは昨年の横アリからさほど変化なく、アレンジもあまり目新しいものがなく(地方ツアー後半あたりから進化が止まった?)ちょっと悲しかった。
・なによりも、アンコール曲をはじめ、終演を繰り上げたことによりカットされた曲やソロなどが存在していないか不安。彼らは楽しそうに演奏していたが、満足のいくまでプレイし切れたのだろうか。いちファンとしては心細さというか不安が残った。あと、ダブルアンコとか頑張ればあり得たのかな〜とか(まあ会場にいる全員が、なるべくはやく帰りたいと考えてたのは間違い無いけど)
・自分の希望としては、The ANYMALの曲をもっと聴きたかった(BUBBLE、BOUND、HERE COMES THE SIX-PONTER、ROMA、WATERなど てかindigo blues以外か)演者もしんどいんだろうけど。
・横アリ以降のフェスやらツアーやらも大体欠かさず行ってた身からするとあまり変化や喰らえる所が無かったのかも知れないが、おおまかに見ればデビューからの総集編というライブになったのだろうな。
・これからはThe BAYやThe Kidsでのシティポップ"風味"な踊れる音楽よりも、サイケロック・ブルース路線でいくのだろうか。音楽性アピールもだけどより、精神性のあるメッセージを伝えることに重きが置かれそうだな。まあ、わたしは何よりもセッションみたいなライブに常にくぎ付けなので、どんな音楽でも面白いと思えれば出来る限りずっと応援したいと思う。
・夢の浜スタライブ、自分としてはなんか不思議な心持ちで色んな意味でもこれが現実のものなのかとはなんか思えず、フェスかな?みたいな。でも、あっという間過ぎて記憶が無いのははじめて彼らのワンマン行った時もそうだったなー。とっても楽しかったけど、環境的にはちょっと自分が音楽に集中できなかったかも。ライブ版を聴き慣れすぎて、長尺曲も短く感じてしまって物足りない気がしてしまった。今回はまあ記念公演的な意味合いが強いかな、音響もね…。音楽に集中するにはやはり室内が快適だ。

*運営への考え
・前日物販に開始前から並んで、まあ普通かな。けど開始1時間でキッズTシャツ売り切れていて、それはどうなんだ。当日物販は並んでないので分からないけど、FCLSTシャツが早々に売り切れ。(そんなに価値あるとは思えないのに)なぜ勿体ぶったんだ。
adidasブースは誘導が残念だった。あと事前情報ではどこにもハッシュタグ付けて投稿!なんて書いてなかった。これに関しては、FCLS側かadidas側の問題かよくわからんが、数日前アナウンスもあまりよろしくなかった。
・抽選会は、DVD買った人の人数を考えるべきだと。ただでさえ売上チャート1位をアピールしていたのに、買った人は大体そりゃ浜スタだって行くだろっという察しがつかないもんでしょうか。
*台風接近中の開催について
・賛否あるけど、わたしは先述の通りに終演繰り上げによりメンバーが少しでも満足できない所があったのなら、いかなる形であっても補完的なライブはして欲しいなと思った。ただその一方でもし彼らも不完全燃焼的な部分があるならば、次のライブにぶつけられるからそれはそれで良かったのかな、とも考えた。
・それと、バンドは大きくなって大きい会場に行くことを選ぶに伴って、今回みたいな正直言って"面倒ごと"(客の安全確保はもちろん、グッズやチケットがいきわたるか、などなど)に左右されるんだなって思い知らされた。ファン全員の幸せのために開催するはずのライブでも、そういった事態に巻き込まれるとバンドそのものの価値だって下がり得ない。巻き込まれるのが面倒だったら演者もデカいとこには行こうと思わない、って言うのを今回彼らも、ファンも、同世代のアーティストも学んだのならいい機会で荒天決行にも意義があったかな。有名になるからデカいとこでライブするけど、それには様々な課題があるし、それに向き合うのが面倒って思えばデカいとこには行けない。それともそんなことは演者に考えさせちゃダメで、総て運営の判断次第って所なのかな〜そういう人も居そうだけど。ファンの一人ひとり考え方もありますけどね。

*胸キュンポイント
KCEEが麗しくて(いつもだけど)、MCで話ししたあとに即腕を組むのがクセなのか分からんがかわいい。風になびく髪の毛も良い。
・やたらTAIHEIの左手薬指の指輪が序盤気になって、もう眩しすぎました。幸せになってください。
・YONCEは結局ずーっとジャージ脱がなかった!暑そうだった。

*数日経っての考察
・楽しかったけど感動というか、2018のフジロックみたいな衝撃は正直、無かった。それは耳が慣れちゃった自分のせいだし、同じセトリでも全く同じ演奏であることはあり得ないのだからそれを感じられなかったのは本当に自分が悪い。
・でも、楽しかったんだ。ふと考えると、この1年くらいは彼らのライブで踊ってる時間よりも、そういう、感情が揺さぶられる時間が多すぎて、今回もそれを求めてた。だけど、本質というか彼らのバンド人生のなかだと踊ららせるライブをしていた時間のほうが長かった。いまのムードはそれはそれであるかもしれないけど、今回はある意味で総集編なのだから、踊る曲に重点が置かれたのかも知れない。
・それと同時に、そのはじめていったワンマンの時も純粋に楽しんで踊りまくって死にそうだった、自分の原点を思い出した。楽しくて、カッコいい、それで十分だし本来の姿はそこにある。

以上です。